call plz

callmanと言います。この通り、blogやってます。

えび

朝の通勤はいつも同じ面々だ。

始業が9時で、オフィスの最寄駅へ到着する電車が8時半か、8時50分。50分に到着しても、始業に間に合うくらい駅が近い。なので50分着の電車に乗っている面々は自ずと同じになる訳だ。

歩いていると、必ず前を歩く人が居る。居るというよりは、現れるが正しいだろうか。早足の人がドンドン前へ進み、私と同じ速度の人が前に現れるのだ。その前に歩いてる人の中で、リュックにエビをぶら下げてる女性がいる。こう、マスコット的なエビ。手のひらサイズの、ぬいぐるみの様な可愛いエビ。中に入館証やら定期券が入ってるんだろう。入館するときに、手を後ろに回し、エビを掴み、入館証を出し入れしているのを見ている。

歩いているとそのエビが揺れて、跳ねて、踊ってる。私はこの2週間、朝の通勤時間にそれを見る事で癒されるのを、密かな楽しみとしていた。

ただ、金曜日の事だ。見覚えのあるリュックにエビが居なかった。あるはずの場所に居なかった。落とした?駅からの道にエビは居なかったはず。電車の中?もしくは昨日の帰りに?いろんな考えが浮かんだが、女性が入館時に見つからなくて慌てたら駅から無かった事だけ伝えよう、慌てなかったら昨日の内に壊れたのだと悟ろうと決めた。女性は入館を何事もなく通過した。

そうか、もうエビは居ないのか。

急なお別れだった。